2017/01/22

KEE CLUBの絶品オリジナルイタリアン&謎のスイーツ


香港旅行の際は必ずチェックするキャセイのWebサイト、香港スタイルで紹介記事を見て、これはおもしろそうだ!と行ってみることにしたのが、KEE CLUB。

今回の香港旅行ハイ&ロー の中で文句なしのハイの方です。

前回のグレーターチャイナクラブ同様、会員制レストランが期間限定で非会員にもオープンというタイミングでした。

が、なんと、その後1月23日をもって15年の歴史に一旦幕を閉じ、閉店とのこと!びっくりです。


お店にはエレベーターで上がります。
6階がKEE private members club

この建物自体は、ダックで有名なヨンキーレストランです。
前を通ったことはあっても、ヨンキーにはまだ入ったことが無かったのですが、ヨンキー Yung Keeからきたキークラブなんですね。なるほどー。




受付のカウンター奥の絵だけでなく


あちこちにアートピースが飾ってあります。


グランドピアノの上に鎮座していたこのお面、というか頭部の置物も、オークションをしていたのかなんなのか、お店の方がお客さんに来歴を説明していました。


なんとなく違和感を感じるような気がしないでもない、この壁の絵のチョイス。
でも実際のところこれが一番欲しいな、、お部屋がたちまち南国気分になりますよね。


この階段を上がった先がダイニングエリアです。
とても賑わっていました。


テーブルに置かれていた、2種類のオリーブオイルが入った容器の不思議なデザインに目を奪われます。


ライム入りのお水がおしゃれ!


メニューを見てみると


なかなかいいお値段ですね。。
3つ星シェフだから。。


アラカルトにすると、前菜-パスタ-メインにしてもHK$1000オーバーかあ。。

そうすると同じように高いといっても、Set DinnerのコースHK$980 にしちゃう?

。。。うーん。。。と逡巡しましたが、清水の舞台から飛び降りました。


心象風景、、、でなくて、ちょうど私たちのテーブルの奥に飾ってあった置物。
こういうのも、買ったら高いのでしょうかね?やっぱり?

でもお部屋にあったら怖いと思うのですが。。


そしてやってきたハムがとってもおいしい!


というか、パンと共にハムが出てくるというのが珍しい~


一皿目のFoir Gras

ま~このおいしさと言ったら!
一口食べた瞬間全員目を見合わすほど。
というか目から鱗とはこのこと!

スイーツのような、ミルフィーユのような見た目のキューブがフォワグラだったのですが、とろけるなめらかさ。
赤いのは甘いソースで、フォワグラと一緒に食べると、もはやデザート!


2皿目 King Crab

お花畑?なに、この麗しいビジュアルは~!

これが味の玉手箱ってことなのか! ←
おいしすぎる!!


周囲のテーブルでも、割とコースにしている人が多かったようで、運ばれてくるお料理をちょっと時差で見ることができるのです。

私たちの席の近くに、フランス語が飛び交う、8人ぐらいのにぎやか且つドレスアップしたゲストで華やかなテーブルがあったのですが、そのうちの一人はまるでクレオパトラみたいなヘアメイクで強烈に視線を集めていました。
これがパーティーなのね!

歓声が上がったと思ったら、Webで見た総料理長のシェフが。

うわーWebで見た通りだ~(当然)

と感心していたら、ほどなくして3皿目が運ばれてきたタイミングで、私たちのテーブルにもにぎやかに登場されました。


3皿目って、メニューには載っていないけれど、、 トリュフのタリオリーニ!

ビョルン・アレクサンダーさんがそれぞれのパスタに豪快にトリュフを削りながら回ってくださるのです。
とっても陽気な方のようでした。

登場の度に各テーブルが盛り上がっていましたよ。

トリュフの薫り高いパスタに気分も最高潮。


4皿目 Kagoshima Beef

和牛×3つ星。間違いありません。

いやー、すべてがおいしく、食べたことのない驚きのある素晴らしいコース!清水から飛び降りた甲斐がありました~!

それぞれのお料理は食べやすいポーションですが、さすがに満腹になりました。
デザートも期待が持てる。。


5皿目 Wheat Grass Ice Cream

名前からは味が想像できないけど。。
Grassって草だけど(Wheat Grassはカモジグサというイネ科の草らしい)、きっとすごい美味があるはず。

期待に胸を膨らませていただきましたが、

。。。。。!!!


いや、すごい!

本当に草の味がする!

というか草の味しかしない!
草、食べたことないけれど、でもこれぞ草に違いないと思える味!

草の味を確かめるためだけにあと二口だけ食べてみましたが、それが限界でした。
苦かったり辛かったり、腐臭がとか、そういうのではなく、本当に草という味は箸が、いえスプーンが進まないものなのですね。。

あまりの衝撃にしばし茫然。。。
これまでのお料理が素晴らしすぎただけに、この落差に打ちのめされる。。


そんなわけで、最後のお茶請けのチョコレートを皆で噛みしめるようにいただきました。
おいしかった、、これは。。


KEE Club
6/F, 32 Wellington Street, Central, Hong Kong